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断熱塗料で得られる効果とは?遮熱塗料との違いもご紹介

2024.01.17

断熱塗料で得られる効果とは?遮熱塗料との違いもご紹介

断熱塗料とは、外気温の影響を防ぎ、室内環境を快適に保ってくれる塗料です。
しかし、「具体的にどういった効果があるのか」「遮熱塗料と何が違うのか」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。
この記事では、断熱塗料の概要と遮熱塗料との比較、さらにその効果について詳しく説明します。

 

□断熱塗料と遮熱塗料の違いとは?

断熱塗料と遮熱塗料は、どちらも建物の温度調節に役立つ塗料ですが、その機能と効果には顕著な違いがあります。

1:特徴と機能

断熱塗料は、熱伝導を抑制する機能を持ち、室内外の温度差を小さくすることで、夏は涼しく、冬は温かい環境を保つのに貢献します。

これに対して遮熱塗料は、日射熱を反射させることで建物の温度上昇を防ぎますが、冬の保温効果は限定的です。
熱の発生は防げるものの、寒い冬には室温が下がりやすくなってしまうわけです。

2:耐用年数と施工費用

断熱塗料は15〜20年の耐用年数を持ち、施工費用は屋根が1㎡あたり約3,500〜4,000円、外壁が約2,400〜3,800円です。
遮熱塗料は10〜20年の耐用年数で、屋根が約2,300〜3,500円、外壁が約2,300〜2,800円となっています。

□断熱塗料の主要効果

断熱塗料には、住まいの快適性を高める複数の効果があります。
以下で詳しく見ていきましょう。

1:快適な室温維持

断熱塗料は、夏場の室内温度上昇を防ぎ、冬場は外部の冷気を遮断します。
そのため、寒い冬でも室内の暖かさを保持します。
これにより、快適な生活空間が実現します。

2:節電効果

断熱塗料の使用により、冷暖房設備の効率が向上し、結果としてエネルギー消費の削減につながります。
これは経済的にも環境にもやさしい効果です。

3:防音効果

断熱塗料は、建物の外壁に厚みを持たせることで、外部の騒音を軽減します。
静かな室内環境が得られるため、特に都市部の家庭に適しています。
外壁はもちろん、例えば屋根部分に断熱塗料を塗装することで、雨音が室内に響くことも防止できます。

4:結露防止

断熱塗料は、外壁と室内の温度差を減らし、結露を抑制します。
これにより、カビや湿気の発生を防ぎ、住まいの健康を守ります。

□まとめ

断熱塗料と遮熱塗料は、それぞれ異なる特性を持つため、ニーズに合わせて選択することが大切です。
断熱塗料は、夏冬を通じて快適な室温を維持し、節電、防音、結露防止の効果をもたらします。
これらの情報をもとに、皆様のご自宅に最適な塗料を選択していただければ幸いです。