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コラム内容

サイディング外壁に凍害による損傷?火災保険の申請について解説

2024.01.21

サイディング外壁に凍害による損傷?火災保険の申請について解説

サイディングに大きめの割れや剥がれが見られる場合、凍害という症状の可能性が否めません。
また、意外と知られていない火災保険を利用した修繕方法も大いに役立ちます。
この記事では、凍害の原因と効果的な対策、さらに保険活用のノウハウについて解説していきます。

 

□外壁サイディングの凍害:その原因とは

凍害は、水分が急激に凍結・融解を繰り返すことで発生します。
特にサイディング外壁では、目地の劣化による水の浸入が主な原因となります。

1:飛来物により塗膜が傷ついた

台風などにより飛ばされたものが外壁に衝突すると、塗膜が傷ついたり薄くなってしまいます。
これにより防水性が落ち、後の凍害の原因となりうるのです。

日本では7月~10月にかけて台風が接近・上陸することが多く、大雨・暴風などをもたらします。

2:湿気の多い場所

台所やトイレなどの水廻りや、日当たりの悪い北側など、湿気が多い場所では、結露が発生しやすく、壁内の水分が凍結するリスクが高まります。
目地の剥がれ、外壁の表面剥離や崩れなどが代表的な被害です。
これらは、水分の侵入による凍害の典型的なサインです。

凍害と疑われる被害を発見した場合は放置せず、すぐに補修・メンテナンスを検討することをお勧めします。

□火災保険を活用して外壁サイディングを修繕

これまで火災保険を利用したことがないという方は、申請に対して不安を抱えている方も多いでしょう。
火災保険は、凍害による損傷箇所の修繕をカバーする可能性があります。
特に「雪害補償」に加入している場合、凍害による損害も請求の対象となります。

*火災保険の活用ポイント

火災保険を利用する際は、まず保険会社に連絡し、被害の詳細を伝えます。
被害の時点、場所、具体的な損害状況を明確にしましょう。

*必要書類の準備

火災保険の申請には、保険会社から送付される書類に加え、修繕費用の見積もりと現況の写真が必要です。
これらは、施工会社に点検を依頼して準備します。

*注意事項

保険が適用されるかどうかは、契約内容により異なります。
自分の契約内容を確認し、必要であれば保険の専門家に相談することも重要です。

□まとめ

サイディング外壁の凍害は、水分の浸入や湿気の多い場所での結露が主な原因です。
このような被害に遭遇した場合、火災保険の適用範囲を確認し、適切な対応を取ることが大切です。
火災保険の適用には、具体的な被害状況の報告や必要書類の準備が求められます。
この記事が、外壁サイディングの凍害対策と保険活用の参考になれば幸いです。