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コラム内容
水性塗料と油性塗料の違いとは?どちらで外壁塗装すべきかの基準もご紹介
2024.04.07
今回の記事では油性塗料と水性塗料の特性を比較し、それぞれの特徴を踏まえた上で、どのように選択すれば良いのかについて解説します。
水性塗料と油性塗料の違いがよく分からないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
□水性塗料と油性塗料の基本的な違い
水性塗料と油性塗料、これら2つの塗料は溶剤の違いにより大きく区別されます。
水性塗料はその名の通り、水を溶剤として使用し、油性塗料はシンナーのような有機溶剤を使用します。
この違いが、塗装作業時の臭いに影響を及ぼします。
*水性塗料
水性塗料は、有機溶剤を使用しないため、水が蒸発することで塗膜が形成されます。
強い臭いは発生しないため、近隣の方に迷惑をかけることなく、ご家族にもやさしいのです。
*油性塗料
一方、油性塗料の使用時には、強い臭いが発生します。
これはご家族や近隣住民にとって不快感の原因となり得ます。
塗装が仕上がった後も、数日間は臭いが残ることを覚悟しなければなりません。
□油性と水性のどちらで外壁塗装すべきか
外壁塗装において、油性塗料と水性塗料のどちらを選ぶかは、家の状況や個人の価値観に大きく左右されます。
環境への配慮、健康への影響、耐久性など、様々な要素を総合的に考える必要があります。
実際に塗装をする際は、塗装会社の意見を聞きましょう。
1:環境や周辺への影響を考慮する場合
先ほどもご紹介した通り、油性塗料は塗装の際に強い臭いを放ちます。
近隣の方へ影響が及ぶことはもちろん、洗濯物や室内に臭いが付着してしまうこともあります。
また、シンナーは赤ちゃんや妊婦さんにとって、あまり良いものとは言えませんので、この場合は水性塗料を選ぶことをおすすめします。
2:耐久性を重視する場合
油性塗料は、耐久性や防汚性に優れているとされます。
長期間にわたり美観を保ちたい、あるいは激しい気象条件にさらされる地域に住んでいる場合は、油性塗料の方が適している場合があります。
水性塗料の性能が油性塗料に追いつきつつあるとはいえ、機能的には油性塗料の方がまだまだ優れているのです。
□まとめ
外壁塗装に際する油性塗料と水性塗料の選択は、それぞれの特徴を理解した上で行う必要があります。
環境や健康への配慮を最優先する場合は水性塗料が、耐久性や仕上がりの美しさを重視する場合は油性塗料が適していると言えるでしょう。
最終的には、家の状態や居住環境、個人の価値観に基づいて選択を行うことが大切です。