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築20年経ったら外壁塗装を検討すべき!代表的な劣化症状もご紹介

2024.04.03

築20年経ったら外壁塗装を検討すべき!代表的な劣化症状もご紹介

外壁塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、家そのものの「健康」を守るためにも非常に重要です。
今回は、築20年の家における外壁塗装の必要性と、劣化のサインを見逃さないタイミングについて掘り下げていきます。

 

□築20年経ったら外壁塗装が推奨される理由とは?

 

外壁塗装は、約10年ごとに推奨されています。
この背景には、塗料の耐用年数が大きく関わっています。

多くの家では、新築時に使用される塗料の耐用年数は約10年程度とされており、これを過ぎると塗装の効果が低下し、家を守る力も弱まります。

 

1:外壁塗装の耐用年数

塗料には様々な種類があり、耐用年数も異なります。
一般的には、新築時に使用されるアクリル塗料は約5~8年、塗り替え時によく用いられるシリコン塗料は7~12年の耐用年数を持っています。

しかし、フッ素塗料や無機塗料など、より耐久性の高い塗料も存在し、これらを使用している家もあります。
そのため、一度ハウスメーカーや工務店に確認することが重要です。

 

2:雨漏りや害虫被害のリスク

外壁の塗装が劣化すると、雨水や湿気から家を守る力が弱まり、雨漏りや害虫被害のリスクが高まります。
これらの問題は、見た目の問題だけでなく、家の構造自体にも深刻な影響を与え、修繕コストを大幅に増加させる可能性があります。

 

3:大掛かりな工事になることも

適切なタイミングでの外壁塗装は、費用を抑えつつ家を長持ちさせられます。

しかし、塗装をするべきタイミングを逃すと、劣化は加速し、結果的には外壁の張替えといったより大掛かりな工事が必要となることがあります。

□劣化のサインを見逃さない!外壁塗装のタイミング

 

外壁塗装のタイミングを見極めるためには、劣化のサインを正確に読み取ることが重要です。

 

1:カビや藻の繁殖

外壁にカビや藻が繁殖しているのを見つけたら、それは外壁塗装の劣化が進んでいる証拠です。
これらは、水分を保持しやすい環境を好むため、外壁の保護機能が低下していることを意味します。

 

2:サビの発生

外壁の金属部分にサビが見られる場合、これも塗装の劣化を示すサインです。
サビは、金属部分だけでなく、他の部分にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

3:大きなひび割れと剥がれ

外壁に大きなひび割れや剥がれが見られる場合、これは即座に外壁塗装を検討すべき重要なサインです。
これらの症状は、外壁の保護機能がほとんどない状態を示しており、放置すると建物の構造自体に影響を及ぼす可能性があります。

□まとめ

 

築20年を迎える家では、外壁塗装を通じて家の美観を保つだけでなく、家全体の「健康」を守るためにも、適切なメンテナンスが不可欠です。
外壁塗装の必要性を理解し、劣化のサインを見逃さないことで、長期的に安心して暮らせる住まいを保てます。
修繕コストを抑え、家を長持ちさせるためにも、外壁塗装のタイミングを見極め、適切なアクションを取ることが大切です。