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天井から雨漏りが発生!応急処置や点検のポイントを解説

2024.06.26

天井から雨漏りが発生!応急処置や点検のポイントを解説

雨漏りは、住宅所有者にとって突然訪れる厄介な問題です。
天井から水滴が落ちてくる光景に、多くの人が焦りと不安を感じるでしょう。
しかし、自分で何とか解決したいと考える方もいるはずです。
そんな方に向けて、この記事ではDIYによる雨漏りの応急処置方法を詳しく解説します。

 

 

□天井からの雨漏り発見時の応急処置

 

1:室内に浸入した雨水への対処

 

雨漏りを発見したら、まず室内に入り込んだ雨水を速やかに取り除くことが重要です。
放置すると、天井や床の下地材が水を吸収し、腐食や劣化を招く恐れがあります。
以下の手順で、室内の雨水を処理しましょう。

・吸水性の高いタオルやスポンジで、床に落ちた水滴を拭き取る。

・水が溜まっている場合は、バケツに汲み取り、屋外に捨てる。

・濡れた家具や敷物は、別の部屋に移動させて乾燥させる。

 

2:屋根や外壁の応急処置

 

室内の水を取り除いたら、次は雨漏りの原因箇所を特定し、応急処置を施します。
修理会社の到着までは、以下のようなDIYの方法で雨水の侵入を防ぎましょう。

・雨漏りの原因箇所が屋根にある場合は、ブルーシートで覆って雨水の浸入を防ぐ。

・外壁の亀裂や隙間が原因の場合は、コーキング材や防水テープで補修する。

・窓枠や扉周りからの浸水は、シリコンシーラントで塞ぐ。

 

3:専門会社への連絡

 

応急処置を施したら、速やかに雨漏り修理の専門会社に連絡を取りましょう。
DIYでは根本的な解決が難しいため、原因の特定と適切な修繕を依頼することが賢明です。
会社選びのポイントは以下の通りです。

・雨漏り修理の実績が豊富で、信頼できる会社を選ぶ。

・無料の診断や見積もりを提供している会社を優先する。

・保証制度が充実している会社を選ぶ。

□雨漏り対策のための定期点検の重要性

 

1:点検の最適な時期

 

雨漏りを未然に防ぐには、定期的な点検が欠かせません。
特に、春と秋の気候が安定した時期に実施することをおすすめします。
その理由は以下の通りです。

・春は冬の凍結や積雪による損傷をチェックするのに適している。

・秋は梅雨や台風シーズン後の劣化や損傷を発見するチャンス。

・気温が適度で、塗装メンテナンスにも適した時期。

 

2:自己点検のポイント

 

住宅所有者自身でも、雨漏りリスクを発見するための点検が可能です。
安全に配慮しながら、以下の箇所をチェックしましょう。

・屋根:瓦のズレや破損、苔や藻の発生

・外壁:ひび割れや剥がれ、シーリング材の劣化

・ベランダやバルコニー:防水層の損傷、排水口の詰まり

点検で異常が見つかった場合は、速やかに専門会社に相談することが重要です。

 

3:専門会社による定期点検の必要性

 

自己点検では見落としがちな部分や、専門的な知識が必要な箇所もあります。
そのため、年に1〜2回は専門会社による定期点検を依頼することをおすすめします。
業者の点検では、以下のような項目が詳しくチェックされます。

・屋根や外壁の劣化状況

・雨樋や排水設備の詰まりや破損

・換気口や配管周りの隙間

専門会社による定期点検を活用することで、雨漏りのリスクを総合的に評価し、適切な予防措置を講じれるのです。

 

 

□まとめ

 

本記事では、天井からの雨漏りに直面した住宅所有者の方に向けて、DIYによる応急処置の方法と、雨漏り対策のための定期点検の重要性について解説しました。

雨漏りが発生した際は、室内の雨水を速やかに取り除き、屋根や外壁の応急処置を施すことが大切です。
また、雨漏りを未然に防ぐためには、春と秋の定期点検が効果的であり、自己点検に加えて専門会社による点検も活用することをおすすめします。

住宅は、私たちの生活を守る大切な資産です。
雨漏りから住宅を守るために、日頃からの備えと適切な対処を心がけましょう。