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レンガの外壁は塗装が必要?実際のメンテナンス方法をご紹介

2024.03.18

レンガの外壁は塗装が必要?実際のメンテナンス方法をご紹介

 

自宅の外観は、住む人の個性や美意識を映し出す大切な要素です。
特に、レンガの外壁はその温かみのある見た目と耐久性で多くの方に選ばれています。
しかし、美しさを長く保つためには適切なメンテナンスが必要です。
今回は、レンガ外壁の塗装の必要性について解説します。

 

□レンガの外壁は塗装が必要?

 

レンガやタイルは高温で焼かれているため、塗装によるメンテナンスは必要ありません。

一方、レンガ風サイディングは、塗装によってその防水性を高める必要があります。
このセクションでは、塗料の種類、再塗装のタイミングについて詳しく見ていきましょう。

 

1:塗料の種類と特徴

 

レンガ風サイディングに適した塗料には大きく分けて、ウレタン系、シリコン系、フッ素系・無機系があります。
ウレタン系は約7年の耐用年数があります。

一方、シリコン系は10〜15年、フッ素系・無機系は20年以上の耐用年数を誇り、長期的な視点でのメンテナンスを考える場合に適しています。
特にシリコン系はそのバランスの良さから最も普及しています。

 

2:再塗装のタイミング

 

再塗装の適切なタイミングは、外壁の色褪せ、チョーキング現象、コケやカビの生え、ひび割れなどの症状を確認して判断します。
通常、5〜7年ごとの塗装が推奨されていますが、使用する塗料の種類や外壁の状態によって前後することがあります。

□レンガ調サイディングボードの塗装方法

 

レンガ調サイディングボードを塗装する方法には、クリア塗装、塗りつぶし塗装、レンガ調塗装があります。
それぞれの特徴を理解することで、自宅の外壁を理想の状態に保てます。

 

1:クリア塗装

 

クリア塗装は、レンガ調の風合いをそのまま保ちながら、UV効果の高い塗料を用いることで紫外線による劣化を防ぎます。
この方法は、外壁の劣化が少ない場合に適していますが、下地材が使えないため、ある程度の耐久性が求められます。

 

2:塗りつぶし塗装

 

塗りつぶし塗装は、レンガ調のデザインを一色で塗りつぶす方法です。
この方法は、劣化が進んだ外壁にも施工が可能で、耐候性が高まります。
シンプルなデザインが好まれる場合に最適です。

 

3:レンガ調塗装

 

レンガ調塗装は、レンガと目地を異なる色で塗り分けることで、レンガの風合いを再現する方法です。
この工法は手間と技術が要求されるため、コストが高くなりますが、レンガの魅力を最大限に活かせます。

 

□まとめ

 

レンガ風サイディングの塗装は、適切な方法を選ぶことで、外壁の美観と耐久性を長期間保てます。
塗料の種類を理解し、自宅の状態に合わせた再塗装のタイミングを見極めることが大切です。
また、塗装方法によって家の外観を大きく変えられるため、自分の好みや家のスタイルに合わせて最適な選択をすることが重要です。
定期的なメンテナンスと適切な塗装方法の選択により、レンガの外壁を美しく保ちましょう。