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塗装工事・屋根工事は悪徳業者に注意!トラブルを防ぐ業者の見分け方とは?

2025.07.30

塗装工事・屋根工事は悪徳業者に注意!トラブルを防ぐ業者の見分け方とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「突然、訪問販売の業者が来て『お宅の屋根、このままだと危ないですよ』と不安を煽られた…」
「ポストに『近所で工事をしているので、今なら足場代を無料にします』というチラシが入っていたけど、本当にお得なの?」
このような屋根修理や外壁塗装に関するご相談は年々増加しています。特に、近年の大型台風やゲリラ豪雨などの影響で、お住まいの劣化を心配される方が増え、それに付け込む悪徳業者とのトラブルが国民生活センターにも多く寄せられています。
大切なお住まいと資産を守るため、そして何より安心してリフォーム工事を任せるために、悪徳業者の手口を知り、正しい業者選びの知識を身につけることが不可欠です。
この記事では、悪徳業者の典型的な手口から、契約してしまった場合の対処法、そして本当に信頼できる優良業者の選び方まで、詳しく解説していきます。

要注意!悪徳業者がよく使う危険な手口とセールストーク

悪徳業者は、消費者の不安な心理に巧みにつけ込んできます。まずは、彼らが使う典型的な手口を知り、騙されないための防衛知識を身につけましょう。

「無料」と「不安」を巧みに使う訪問販売・電話営業

最もトラブルが多いのが、アポなしの訪問販売やしつこい電話営業です。以下のような言葉には特に注意してください。
無料で点検
近くで工事をしているので、ついでに無料で点検します」は典型的な口実です。点検後、「このままでは雨漏りする」「瓦がずれている」などと嘘の報告や、些細な劣化を大げさに指摘し、不要な工事の契約を迫ってきます。中には、点検と称してわざと屋根材を破損させる悪質なケースもあります。
火災保険を使って自己負担ゼロで修理
台風や雪、雹(ひょう)などの自然災害による破損は、火災保険の適用対象となる場合があります。しかし、「保険金が必ず下りる」「申請は私たちがすべてやります」と断言し、契約を急かす業者には注意が必要です。保険金の申請は契約者本人が行うのが原則であり、虚偽の理由で保険金を請求すると、契約者が詐欺罪に問われる可能性もあります。
モニター価格」「キャンペーン中
「今日契約してくれるなら、モニター価格で大幅に値引きします」「この地域限定のキャンペーンは本日までです」といった甘い言葉で判断を急がせ、冷静に考える時間を与えません。本当に意味のある工事であれば、即日契約を迫る必要はないはずです。

見積書・契約書に隠されたワナ

たとえ信頼できそうな業者に見えても、各種の書類チェックは欠かせません。悪徳業者の見積書や契約書には、以下のような特徴が見られます。
工事一式」という曖昧な表記
詳細な内訳がなく「屋根修理工事一式」「外壁塗装工事一式」としか書かれていない見積書は非常に危険です。どのような材料をどれだけ使い、どのような工程で工事を行うのかが不明確なため、後から追加料金を請求されたり、手抜き工事をされたりする原因になります。
塗料や建材のメーカー・商品名が記載されていない
外壁塗装の場合、塗料のグレードによって耐久性や価格が大きく変わります。見積書に「シリコン塗料」としか書かれておらず、具体的なメーカー名や製品名の記載がない場合、安価で質の悪い塗料が使われる可能性があります。
保証内容が曖昧
「何かあったらすぐ来ますから」という口約束だけでは何の効力もありません。「工事保証」や「製品保証」について、保証期間や保証の対象範囲が書面で明確に記載されているかを確認しましょう。

悪徳業者と契約してしまったら?知っておきたい「クーリング・オフ制度」

万が一、悪徳業者の口車に乗せられて契約してしまった場合でも、特定の条件を満たせば無条件で契約を解除できる「クーリング・オフ制度」があります。

クーリング・オフとは?

クーリング・オフは、訪問販売や電話勧誘販売などによって冷静な判断ができないまま契約してしまった消費者を守るための制度です。
訪問販売によって屋根修理や外壁塗装のリフォーム工事の契約をした場合は、契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、理由を問わず一方的に契約を解除できます。(書面の記載に不備がある場合、または事業者がクーリング・オフを妨害した場合は、期間を過ぎていても適用可能です)
この際、業者は損害賠償や違約金を請求することはできず、支払ってしまった手付金などがあれば全額返金する義務があります。

クーリング・オフの手続き方法

クーリング・オフは必ず書面で通知する必要があります。電話で「解約します」と伝えただけでは証拠が残らず、「聞いていない」と言い逃れされる可能性があります。
ハガキで通知する
最も簡単なのはハガキです。契約書の情報(契約年月日、商品名、契約金額、販売会社名など)と、「上記の契約を解除します」という意思表示を明記し、送付年月日と自分の住所・氏名を記入します。
メールで通知する
ハガキと同様の内容をリフォーム業者のメールアドレスや、ホームページの問い合わせフォームなどに送信した場合もクーリング・オフは有効です。
内容証明郵便を利用する
より確実なのは、郵便局の「内容証明郵便」を利用する方法です。「いつ、どのような内容の文書を、誰から誰宛に差し出されたか」を郵便局が証明してくれるため、後々のトラブルを防ぐ上で最も有効な手段です。
手続きに不安がある場合は、お住まいの地域の「消費生活センター」に相談しましょう。専門の相談員が無料でアドバイスをしてくれます。

本当に信頼できる屋根修理・外壁塗装業者の5つの見極めポイント

悪徳業者を避けるだけでなく、満足できるリフォームを実現するためには信頼できる優良業者に依頼することが重要です。ここでは、信頼できる業者を見極めるための5つのポイントをご紹介します。

ポイント1:地域密着で豊富な実績があるか

長年にわたり特定の地域で営業している業者は、それだけで信頼性の高い証拠と言えます。なぜなら、下手な工事をすれば悪い評判はすぐに広まり、その地域で商売を続けていくことはできないからです。
ご自身の地域での施工事例が豊富にあるか、ホームページなどで確認しましょう。地元での実績は、その地域の気候や住宅事情を熟知している証でもあります。

ポイント2:専門知識の証である「資格」を保有しているか

屋根工事や塗装工事は、専門的な知識と技術が求められる分野です。以下のような資格を持つスタッフが在籍しているかは、業者の技術力を測る一つの指標になります。
・塗装技能士
・建築施工管理技士
・かわらぶき技能士
・外壁診断士
資格がすべてではありませんが、知識や技術向上のために努力している会社の姿勢を判断する材料になります。

ポイント3:詳細で分かりやすい見積書を提出してくれるか

優良な業者は、誰が見ても分かりやすい詳細な見積書を提出します。悪徳業者の見積書とは対照的に、以下の点が明確に記載されています。
・工事内容と工程
・足場設置、高圧洗浄、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りなど、工程ごとの単価と数量が明記されている。
・使用材料
塗料やシーリング材などのメーカー名、商品名、使用缶数(数量)が具体的に記載されている。
・塗装面積
各部位の面積(m²)が実測に基づいて正確に算出されている。

複数の業者から相見積もりを取り、内容を比較検討することが、適正価格と信頼性を見極める上で非常に重要です。

ポイント4:時間をかけた丁寧な現地調査を行うか

正確な見積もりと最適な工事提案は、的確な現地調査(点検)から生まれます。信頼できる業者は、30分から1時間程度かけてじっくりと調査を行い、家の周りを少し見ただけで「すぐに工事が必要」と急かすようなことはありません。
また、屋根に上ったりドローンを活用したりして、地上から見えない部分の劣化状況までしっかり確認してくれます。
さらに、お客様自身が直接確認できない場所だからこそ、写真や動画を使って劣化状況を報告し、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。

ポイント5:施工後の保証やアフターフォローが充実しているか

工事が終了した後も、関係が終わるわけではありません。万が一の不具合に備えた保証制度や定期的な点検などのアフターフォローが充実しているかどうかは、業者を選ぶ上で重要なチェックポイントです。
信頼できる業者は、塗料メーカーの製品保証だけでなく、施工に起因する不具合に対応するための自社独自の「工事保証」を提供しています。
さらに、保証期間や適用条件など、具体的な保証内容が書面で明確にされているかを確認することで、より安心して依頼できます。

まとめ|大切なお住まいを守るために信頼できるパートナー選びを

今回は、悪徳な屋根修理・外壁塗装業者に騙されないための注意点と、信頼できる優良業者の見極め方について解説しました。
屋根や外壁のリフォームは、お住まいの寿命を延ばし、快適な暮らしを守るための大切な投資です。焦らず、複数の業者を比較検討し、心から信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵となります。
私たちオーネストリフォーム株式会社は、船橋市・八千代市・習志野市を中心に、地域密着で施工を行っております。
どんな些細なご不安やお悩みでも構いません。国家資格を持つ専門の診断士がお住まいの状態を徹底的に調査し、写真付きの分かりやすい診断報告書で丁寧にご説明いたします。もちろん、診断・お見積もりは無料です。しつこい営業は一切いたしませんので、どうぞ安心してお問い合わせください。