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アパートで雨漏りが発生!対応策や注意点をご紹介

2024.06.18

アパートで雨漏りが発生!対応策や注意点をご紹介

梅雨や台風シーズンになると、アパートでの雨漏りが気になりますよね。

もしも雨漏りに見舞われてしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。

この記事では、アパートで雨漏りが発生した際の初動対応と、賃貸物件特有の注意点について解説します。

 

 

□アパートで雨漏りが起こったときの初動対応

 

アパートの雨漏りに気づいたら、まずは落ち着いて以下の3つのステップを踏みましょう。

 

1:雨漏り箇所の写真撮影で証拠を確保

 

雨漏りが発生した際、片付けを始める前に必ず雨漏り箇所の写真を撮影しておきます。
この写真は後々の交渉や保険請求の際に重要な証拠となります。

家財の買い替えが必要になった場合、写真があれば大家さんとの交渉材料にもなるでしょう。

自分の家財保険で負担する際も、写真は証拠として活用できるケースが多いのです。

 

2:適切な応急処置の実施

 

床や壁が雨漏りの被害を受けた場合、居住者が適切な対応を怠ると、修理費を負担しなければならない可能性があります。

まずは室内をよく拭き、漏電のおそれがある電子機器はコンセントから外しておきましょう。

雨漏りの応急処置としては、雨漏り箇所にバケツやタオルを置いて水を受け止めたり、ビニールシートで養生したりする方法があります。

状況に応じて、できる範囲で適切な応急処置を施しておくことが大切です。

 

3:大家や管理会社への連絡方法

 

応急処置が済んだら、速やかに大家さんや管理会社に連絡を入れます。

雨漏りの状況を詳しく説明し、修理の日程などを相談しましょう。
その際、「いつ頃連絡をもらえるか」を明確にしておくことが重要です。

「あとで業者に連絡しておくね」といった曖昧な返答では、いつまでも連絡がこない可能性があります。

修理対応が遅れることを防ぐためにも、具体的な連絡日時を確認しておくことをおすすめします。

 

□アパートでの雨漏り問題への注意点

 

賃貸物件で雨漏りが発生した場合、以下のような注意点があります。

1:雨漏りか水漏れかを見極める

 

天井から水滴が落ちていたり、床が水浸しになっていたりすると、つい雨漏りだと思い込みがちですが、実は上階や隣室からの水漏れである可能性もあります。
雨漏りと水漏れでは、責任を負う対象や補償内容が異なってくるため、状況をよく確認し、写真で証拠を残しておくことが大切です。

 

2:大家や管理会社が動かない時の対処法

 

中には、雨漏りの修理対応を渋る大家さんや管理会社もいるかもしれません。

そのような場合、自分で修理会社を手配し、後日修理費を請求することを検討してみましょう。

ただし、大家さんの許可なく勝手に修理会社を呼ぶと、費用請求できなかったり、退去時のトラブルに発展したりする恐れがあります。

事前に大家さんや管理会社の了承を得て、可能であれば会話を録音するなどして証拠を残しておくことが賢明です。

 

3:粘り強い交渉と法的手続きの検討

 

大家さんや管理会社に再三修繕を依頼しても動いてもらえない場合、国民生活センターなどの第三者機関に相談すると話が進展することもあります。

また、民法611条では家賃交渉の可能性が示されています。

ただし、一方的に家賃を減額したり滞納したりすると、債務不履行に問われる恐れがあるため、必ず事前に交渉し、合意の上で適切な金額を支払うようにしましょう。

家賃交渉の際は、雨漏りへの対処を怠った大家側の責任を証明する証拠が重要となります。

 

 

□まとめ

 

アパートで雨漏りが発生したら、まずは写真撮影で証拠を確保し、適切な応急処置を施した上で、速やかに大家や管理会社に連絡を入れることが大切です。

修理が遅れがちな場合は、粘り強い交渉を心がけ、必要であれば法的手続きも視野に入れましょう。

雨漏りは放置すると被害が拡大する恐れがあるため、迅速かつ冷静な対応を心がけることが賢明です。