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外壁の下地材の種類は?下地処理剤の選び方についても解説

2024.05.14

外壁の下地材の種類は?下地処理剤の選び方についても解説

自宅の外壁塗装は、住まいの印象を大きく左右する要素です。
特に耐久性と美観を兼ね備えた外壁を求める方にとって、選ぶ下地材は非常に重要なポイントとなります。
そこで本記事では、外壁塗装の下地材の種類とその特性を詳しく解説します。

□外壁の下地材の種類

外壁塗装に使用可能な主要な下地材は、サイディング、モルタル、金属、木材の4種類です。
これらの材料はそれぞれ異なる特性を持ち、適切な選択が求められます。

1:サイディング

サイディングはセメントや樹脂を利用した板状の素材で、安価で耐用年数も長いことから非常に人気があります。
ただし、10年おきの塗装が必要とされています。

2:モルタル

モルタルはセメント、砂、水を混ぜて作られる外壁材です。
平たい表面が特徴で、ひび割れしやすいデメリットがありますが、弾力性のある塗料で対策が可能です。

耐用年数は30年以上、塗装はサイディングと同様10年おきに行う必要があります。

3:金属

トタンやアルミニウム、銅板といった金属素材は、軽量で断熱性に優れていますが、サビのリスクがあるため、適切な処理が必要です。

4:木材

木材はその自然な美しさが魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要で、火災や水損のリスクも高くなります。
価格が高くても良いからデザイン性を求めたいという方におすすめの選択肢です。

□最適な下地処理で美しさ長持ち

外壁の材質に合わせた最適な下地処理剤の選び方と処理方法を理解することが、塗装の耐久性を高める鍵となります。

1:モルタル壁やALCの場合

モルタルはひび割れしやすいため、弾力性のある下地処理剤が推奨されます。
微弾性フィラーは、ひび割れを防ぎながら、塗料の密着性を高める効果があります。

2:サイディングの場合

サイディングには、樹脂や顔料の粒子が小さい下地強化剤が適しています。
これにより、塗装後の表面がスムーズに仕上がり、耐久性が向上します。

3:金属素材の場合

金属はサビのリスクがあるため、防錆効果の高いエポキシ樹脂サビ止め入りの下地処理剤を選ぶことが重要です。
これにより、長期にわたる保護が期待できます。

□まとめ

外壁塗装を成功させるためには、使用する下地材の特性を正しく理解し、それに適した下地処理方法を選択することが非常に重要です。
今回紹介した各材料の特性と下地処理方法を参考に、皆さまの家の外壁塗装を計画してみてください。
正しい方法で塗装を行うことで、美しさと耐久性の両方を実現できますよ。