ARTICLE

コラム内容

使っていない太陽熱温水器、そのままで大丈夫?撤去が必要な理由とは

2026.03.02

使っていない太陽熱温水器、そのままで大丈夫?撤去が必要な理由とは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご自宅の屋根の上に、長年使っていない「太陽熱温水器」が載ったままになっていませんか?
「30年ほど前に導入したけれど、もう壊れて使っていない」
「近所の人から『屋根の上の機械、古くて落ちてきそうで危ない』と言われて不安になった…」
このようなお悩みを抱えている方は、実は非常に多くいらっしゃいます。
太陽熱温水器は、太陽の熱を利用してお湯を沸かすエコな設備として、1980年代から1990年代にかけて多くのご家庭で普及しました。しかし、長年の風雨に晒されることで経年劣化が進み、現在では使用できなくなっているケースが少なくありません。
「使っていないだけだから問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、老朽化した太陽熱温水器の放置は、屋根の破損や深刻な雨漏り、さらには落下による重大な事故を引き起こす可能性があります。
本記事では、太陽熱温水器を放置するリスクや撤去費用の相場、撤去後の屋根修繕の必要性について詳しく解説します。

使わなくなった太陽熱温水器を放置するリスク

太陽熱温水器の寿命は一般的に15年〜20年程度です。導入から30年近く経過していれば、すでに耐用年数を大きく超えており、各部品の劣化は想像以上に進行しています。

老朽化による部品の落下や本体の崩落の危険性

最も恐ろしいリスクが、部品や本体の落下です。屋根に固定しているワイヤーや支持金具は金属製のため、長年の雨風でサビや腐食が進行しています。
固定力が弱まった状態で強風や地震が加われば、本体がずり落ちる危険性があります。数十キロにもなる本体や金属部品が落下すれば、ご家族はもちろん、通行人や近隣の住宅に甚大な被害を及ぼす可能性があります。
外から見てワイヤーのサビや本体の傾きが分かるようであれば、相当に劣化が進んでいるサインです。

屋根材への多大な負担と建物の寿命低下

太陽熱温水器はタンクに水が満たされた状態で総重量300kg〜400kg、水が抜けていても本体は100kg前後あります。これほどの重量が常に屋根の1か所に集中していることは、屋根材や建物の躯体にとって非常に大きな負担です。
長期間の重圧により、屋根材の割れや下地の歪みが生じ、建物の寿命を縮める原因となります。使わないのであれば、一刻も早く下ろすのが建物にとって最善の選択です。

雨漏りや腐食の直接的な原因に

太陽熱温水器につながる配管が劣化してひび割れると、水漏れが発生します。タンク内の残水が屋根材の隙間から内部へ浸入したり、温水器の重みで屋根材にズレや割れが生じて雨水が直接侵入したりすることもあります。
防水シート(ルーフィング)や木製の野地板が水分を含んで腐食すると、最終的には室内への雨漏りに発展します。さらに、木材が湿った状態が続くことでシロアリが好む環境を作り、大規模な改修工事が必要になる最悪のケースも考えられます。

台風や地震などの自然災害時の二次災害リスク

近年は大型台風や局地的な強風、予測不可能な地震が頻発しています。しっかりと固定されていない太陽熱温水器は、強風で吹き飛ばされたり、地震の揺れで落下したりするリスクと常に隣り合わせです。
自然災害時に太陽熱温水器が他人の財産や命を脅かした場合、所有者の責任問題に発展するケースもあります。「いつか撤去しよう」と先延ばしにすることは大変危険です。

太陽熱温水器の撤去費用の相場は?

撤去を検討する際、最も気になるのが費用面でしょう。ここでは一般的な費用相場と内訳をご紹介します。

基本的な撤去費用の内訳

太陽熱温水器単体の撤去工事にかかる費用は、一般的に約10万円〜15万円程度が相場です。
内訳は以下の通りです。
✅撤去作業費
本体の解体と撤去を行う費用
✅処分費(廃棄物処理費)
取り外した本体や配管を適切に処分する費用
✅クレーン車やレッカー代
屋根からの荷下ろしに重機を使用する場合の費用
✅諸経費
業者の交通費、駐車場代など

足場代がかかるケースと足場なしで可能なケース

撤去費用を大きく左右するのが「足場の有無」です。
平屋や下屋に設置されている場合などは足場を組まずに撤去でき、10万円前後で収まることが多いでしょう。その一方で、急勾配な屋根や2階建て以上の屋根など高所作業となる場合は仮設足場が必要となり、総額25万〜35万円ほどかかるケースもあります。

撤去費用を安く抑えるためのポイント

費用を抑えるには「地元の専門業者に依頼すること」が重要です。遠方の業者では出張費や運搬費が高くなりがちですが、地元密着型の業者であれば無駄な経費を省けます。
また、訪問販売業者に不安を煽られ高額な契約を結んでしまうトラブルも後を絶ちません。詳細に現地調査を実施したうえで、内訳が明確に記載された見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。

撤去だけで終わらない?撤去後の屋根の修繕工事の必要性

太陽熱温水器撤去後の屋根は、点検と適切なメンテナンスを実施することが重要です。長年数百キロの重みが乗っていた箇所は、想像以上にダメージを受けていることがほとんどだからです。

重みによる屋根材の割れ・歪みの補修

太陽熱温水器の重さによる圧力や固定用ワイヤーの引っ張りにより、瓦が割れていたり、スレート屋根にクラックが入っていたりすることがよくあります。
これらを放置すると雨漏りの発生が懸念されるため、新しい屋根材への差し替えやコーキングによる補修が必要です。

設置箇所の塗装剥がれや色あせのメンテナンス

温水器が設置されていた箇所は周囲と激しい色ムラが生じていることが多く、湿気によるカビやコケが発生していることもあります。
美観だけでなく屋根材の防水性も低下しているため、屋根全体の塗装メンテナンスが推奨されます。

防水シート(ルーフィング)の劣化確認

屋根材の下には雨水の侵入を最終的に防ぐ防水シート(ルーフィング)が敷かれています。温水器の真下で長期間重みを受けていた部分は、破れやへこみが生じている可能性があります。
防水シートの寿命も20年前後のため、撤去のタイミングで下地の確認や張り替えを検討することで、将来の雨漏りリスクを確実に防ぐことができます。

太陽熱温水器撤去と外装リフォームをセットで行うメリット

太陽熱温水器の撤去作業においては、足場の設置が必要なケースが多くあります。この足場代を撤去だけに使うのはもったいないため、屋根・外壁のリフォームと同時施工がおすすめです。

足場代を1回分に節約できる

温水器の撤去と塗装リフォームを別々に行うとその都度足場代が発生しますが、同時施工なら足場代は1回分(約15万〜20万円)で済み、それぞれ別の工事として実施するよりもメンテナンスコストを大幅に節約できます。

屋根・外壁全体の防水性能を効率的に回復

温水器を設置してから30年近く経過しているなら、屋根材や外壁材の防水効果も切れている状態です。撤去と同時に屋根塗装や外壁塗装を施工することで、建物全体の防水性能を一気に高められます。

住宅の美観を一新し、資産価値を保つ

古い設備が無くなるだけでも家はスッキリ見えますが、外壁や屋根を同時に塗り替えれば新築時のような輝きを取り戻せます。大切なお住まいの資産価値の維持にもつながるでしょう。

まとめ|太陽熱温水器の撤去と外装リフォームは地域の専門店へご相談を

使っていない太陽熱温水器は、建物の劣化を早め、落下や雨漏りのリスクを常に抱えている状態といえます。
もしご自宅の屋根に使っていない太陽熱温水器が残っている場合は、大型台風や大きな地震が来る前に、早めに点検と撤去をご検討ください。
どこに頼めばいいかわからないと迷われている方は、まず地域に根差した外装リフォームの専門店にご相談ください。
オーネストリフォーム株式会社は、千葉県船橋市、八千代市、習志野市を中心に、長年にわたり外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理の実績を積んできたプロフェッショナルです。地域の気候や住宅の特性を熟知しており、何かあればすぐに駆けつけられるスピード感も強みです。
太陽熱温水器の安全な撤去から、その後の確実な屋根補修、足場を有効活用した外装リフォームまで、一貫して高品質な施工をご提供いたします。
「足場は必要か?」「屋根の下地まで傷んでいないか?」といった疑問にも、専門スタッフが無料の現地調査でお答えします。無理にリフォームを勧めることは決していたしません。お客様のご予算や建物の状態に合った、一番適したプランを正直(オーネスト)にお伝えします。
あなたの大切なお住まいとご家族の安全な暮らしを、私たちが全力でお守りいたします。お見積もり・ご相談は無料です。まずは一度お問い合わせください!