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コラム内容
外壁の苔やカビを放置するとどうなる?健康リスクと劣化パターンを解説
2026.01.26

「ふと自宅の外壁を見たら、北側の壁が緑色になっている」
「窓まわりや軒下に黒いシミのようなものが広がってきた」
築10〜20年を超えてくると、このようなお悩みをご相談いただく機会が非常に増えます。しかし、多くの方が「見た目が少し悪いだけだから」「まだ雨漏りしていないから」と、そのまま放置してしまいがちです。
実は、外壁の苔(こけ)やカビは、お住まいの寿命を縮めるだけでなく、そこに住むご家族の健康にまで悪影響を及ぼす可能性があることをご存知でしょうか?
本記事では、外壁の苔・カビの正体から、放置することで起こる住宅の劣化パターン、そして気になる「健康被害」のリスクについて、外装リフォームの専門家が詳しく解説します。
外壁に発生する「苔・藻・カビ」の正体と見分け方

外壁の汚れには、大きく分けて「苔(こけ)」「藻(も)」「カビ」の3種類があります。これらは混同されがちですが、それぞれ性質が異なります。
苔と藻の特徴
外壁が「緑色」に見える場合、その多くは苔や藻です。
・藻の特徴
水分と日光があればどこでも繁殖します。築年数が比較的早い段階から発生することもあります。
・苔の特徴
藻類が蓄積し、さらに水分を含んだ場所に根を張ります。緑色が濃く、少し厚みがあるのが特徴です。
これらは常に湿潤な場所で成長しますので、日当たりの悪い北側の壁や、風通しが悪く湿気が溜まりやすい場所に多く見られます。
カビの特徴
外壁が「黒色」や「濃い茶色」に変色している場合、それはカビである可能性が高いです。
・カビの特徴
苔や藻と違い、光合成を必要としません。栄養源となる汚れ(有機物)と水分さえあれば、どこにでも繁殖します。
カビは根を深く張る性質があり、一度発生すると表面を洗っただけでは根絶するのが難しい厄介な存在です。
藻・苔・カビ・汚れの見分け方チェックリスト
藻・苔・カビなのか、それとも単なる汚れなのかをご自身でも簡単にチェックできるポイントをまとめました。
✔色を確認する
緑色なら苔・藻。黒や茶色ならカビ。灰色や筋状なら雨だれ(汚れ)。
✔場所を確認する
北側や植栽の近くなら苔。湿気がこもりやすく、かつ汚れが溜まりやすい場所ならカビ。
✔触ってみる
少しヌルヌルしている質感があれば生物(苔・カビ)です。
なぜ外壁に苔やカビが生えるのか?その主な原因

外壁に苔やカビが生えるのには、下記のような発生の明確な理由があります。
塗膜の防水機能の低下
多くの外壁用塗料には、苔やカビの発生を防ぐ窒素や硫黄系の成分が混入されています。しかし、築10年〜20年と経過するうちに、紫外線や雨風によって塗膜が摩耗し、その機能が失われていきます。
防水性が切れた外壁材は水分を吸収しやすくなり、常に湿潤状態となって苔やカビにとって絶好の繁殖場所となってしまいます。
立地環境と湿気
以下のような環境では発生リスクが高まります。
・近くに川や池、森がある(湿度が高い)
・隣の家との間隔が狭く、風が通らない(風通しが悪い)
・庭の植栽が外壁に触れている(有機物が付着しやすい)
船橋市や八千代市、習志野市の中でもこのような場所は多数ありますので、要注意です。原因がご自宅の庭の植物であれば、伐採や枝落とし、移植などで対策するべきでしょう。
外壁材の表面形状
最近人気の意匠性の高いサイディングや、リシン吹き付けなどの凸凹が多い外壁材は、隙間に水分や胞子が溜まりやすいため、苔やカビが発生しやすい傾向にあります。
放置は厳禁!外壁の苔・カビが引き起こす「3つの劣化パターン」

苔やカビをただの汚れとして放置すると、お住まいの構造そのものにダメージが及びます。
✅外壁材自体の脆弱化
苔や藻は常に水分を保持しています。外壁が常に湿った状態になると、サイディングやモルタルといった外壁材が水分を吸い込み、ふやけたり、冬場にその水分が凍結・膨張してひび割れ(凍害)を起こしたりします。
✅塗膜の剥離と腐食
カビは外壁塗装の樹脂をエサにして繁殖することもあります。カビが根を張ることで塗膜が浮き上がり、パラパラと剥がれ落ちる原因になります。
塗膜がなくなると雨水が外壁の裏側に回りやすくなり、柱や土台といった建物の構造部を濡らすことになります。その結果、構造材が腐食したり、構造材を喰い荒らすシロアリの発生を招きます。
✅資産価値の著しい低下
見た目の不潔感は、住宅の資産価値に直結します。「手入れされていない家」という印象を与えるだけでなく、実際に内部腐食が進んでいると、将来的な売却やリフォーム時に多額の修繕費用が必要になってしまいます。
要注意!外壁のカビによる健康被害のリスク
外壁に発生したカビは、家の外だけの問題ではありません。室内に侵入して深刻な健康被害をもたらすこともあります。
胞子の室内流入
カビは目に見えないほど微細な胞子を空気中に放出します。窓の開閉や換気扇、エアコンの吸気口を通じて、外壁のカビ胞子は容易に室内へと侵入します。
引き起こされる可能性のある病気
カビによる住宅の健康被害として報告されている主な症状には、以下のようなものがあります。
・アレルギー性鼻炎・結膜炎:くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど。
・過敏性肺炎:カビの胞子を吸い込むことで起こる肺の炎症。
・喘息(ぜんそく)の悪化:特にお子様や高齢者の方は、わずかな胞子でも呼吸器系に深刻なダメージを受けることがあります。
・シックハウス症候群:室内で繁殖したカビと混ざり合い、原因不明の体調不良を引き起こします。
「家の中にいれば安心」ではなく、家の外壁がカビに覆われていることは、常にアレルギー源に囲まれて生活していることと同じなのです。
外壁の藻・苔・カビを落とす方法と注意点
では、発生してしまった藻や苔、カビはどのように除去すればよいのでしょうか。
自分で掃除をする
軽微な汚れであれば、ご自身で掃除することも可能です。
方法
柔らかいスポンジと中性洗剤を使い、ぬるま湯で優しく洗い流します。
注意点
消毒目的で熱湯を掛けることは控えましょう。外壁の表面塗膜を痛めてかえって外壁を劣化させてしまいます。
また、強くこすりすぎると塗膜を傷め表面に微細な凹凸ができて、余計に苔が生えやすくなります。
家庭用高圧洗浄機の注意点
ホームセンター等で販売されている高圧洗浄機を使用する際は注意が必要です。水圧が強すぎて劣化した外壁材を削ってしまったり、目地のコーキングを壊して内部に浸水させたりするトラブルが多発しています。
プロによるバイオ洗浄
プロの業者は、単なる水洗いではなく「バイオ洗浄」を行います。
カビや苔の細胞を根こそぎ死滅させる特殊な薬剤を使用するため、再発率が格段に下がります。築20年を超えている場合は、表面の汚れを落とすだけでなく、菌を殺菌するプロセスが不可欠です。
苔・カビを再発させない!リフォーム時のポイント
汚れを落とした後は、再び発生させないための対策が必要です。
現在の塗料には、苔やカビの繁殖を抑制する強力な添加剤が含まれたものもあります。また、フッ素系や光触媒系の「超低汚染塗料」を用いるのも効果的です。表面の汚れが雨で落ちやすくなるため、苔やカビの栄養となる有機物の付着を防ぐ効果があります。
しかし結局のところ、苔やカビが生えるのは「外壁表面が劣化している」というサインです。洗浄だけで済ませず、適切な時期に塗装メンテナンスを実施し、表面塗膜の機能維持させることが、最も確実で安上がりな解決策となります。
船橋・八千代・習志野の地域特性とオーネストリフォームの強み
私たちオーネストリフォーム株式会社が拠点とするこのエリアは、住宅が密集している地域や、緑豊かな公園の近くなど、苔・カビが発生しやすい条件が揃っています。
地域密着だからできる迅速な診断
私たちは、船橋市、八千代市、習志野市周辺に特化したリフォーム専門店です。お客様からのお問い合わせがあった際には、可能な限りすぐにお伺いして無料の外装診断を行います。
職人直営の品質と安心価格
大手ハウスメーカーとは異なり、無駄な中間マージンをカットした「適正価格」で施工をご提案します。過去の施工事例でも、多くの住宅を、苔・カビに強い最新の塗装技術で新築のように蘇らせてきました。
外壁のサインを見逃さず、家族と住まいを守りましょう
外壁の苔やカビは、単なる「見た目」の問題ではありません。大切なお住まいの防水機能が限界を迎え、構造の劣化やご家族の健康被害が始まりつつあるという、建物からの警告です。
「うちは大丈夫?」「この汚れはカビ?」と少しでも不安に感じたら、まずはプロの診断を受けてみませんか?
オーネストリフォームでは、無理な営業は一切いたしません。現状を正しく把握し、あと何年持たせたいか、ご予算はどの程度か、お客様一人ひとりのライフプランに寄り添った最適なご提案をさせていただきます。
船橋・八千代・習志野エリアでの外壁・屋根のお悩みは、ぜひオーネストリフォーム株式会社へご相談ください。





















