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屋根塗装何年で塗り替え?屋根材別で解説!劣化サインを見逃さない

2024.07.10

屋根塗装何年で塗り替え?屋根材別で解説!劣化サインを見逃さない

築年数が経って、そろそろ屋根のメンテナンスを検討し始めている方へこの記事はおすすめです。
屋根塗装は、適切なタイミングで行うことで、家の寿命を長く保つために非常に重要なメンテナンスです。

この記事では、屋根材別の塗り替え時期を具体的に解説することで、あなた自身が安心して屋根塗装の時期を判断できるようサポートします。

 

□屋根は何年で塗り替えるべき?

 

屋根塗装の目安時期は、屋根材の種類によって大きく異なります。

 

1:トタン屋根

 

5~10年が目安です。
トタン屋根は、金属屋根の一種で、亜鉛メッキ鋼板を使用しています。
軽量で施工しやすく、雨漏りしにくいなどのメリットがありますが、耐熱性や防音性の低さがデメリットです。

経年劣化により塗膜が剥がれることで、内部の金属が露出して錆びが発生し、一気に浸食される恐れがあるため、定期的な塗り替えが必須です。

 

2:スレート屋根

 

スレート屋根も、5~10年が目安です。
スレート屋根は、一般的な住宅に使用されることが多い屋根材です。
軽量で建物に与える構造的な負担が少なく、耐震性の向上にも期待できますが、耐久性や防水性の低さがデメリットです。

スレートの表面には塗装が施されていますが、劣化が進むと素材そのものにダメージが加わってしまうため、5~10年に一度は塗り替えを含めたメンテナンスが必要です。

 

3:セメント瓦

 

セメント瓦も、5~10年が目安です。
セメント瓦は、かつて一般住宅によく用いられていた屋根材です。
耐用年数が長くコストも抑えられることから、人気がありましたが、近衝撃にはあまり強くなく、割れやすいというデメリットがあります。

セメント瓦は塗装をしないと素材そのものが早く劣化してしまうため、塗料の耐用年数が切れる前に塗り替えをしなくてはなりません。

 

4:ガルバリウム鋼板

 

ガルバリウム鋼板は、10~25年が目安です。
ガルバリウム鋼板は、見た目が美しくスタイリッシュな仕上がりとなるのが特徴です。
耐久性に優れるうえに加工がしやすく、あらゆる形状の屋根に採用されています。
ガルバリウム鋼板は、他の屋根材と比べて耐久性が高いため、塗り替えの頻度が少なく済みますが、定期的な塗り替えはするべきです。

 

5:粘土屋根

 

粘土瓦は、基本的に塗り替え不要です。
粘土瓦は、古くから日本家屋に用いられてきた伝統的な屋根材です。
耐久性、耐火性、耐候性に優れ、長寿命であることから、現在でも多くの住宅で使用されています。

粘土瓦は、素材そのものが非常に丈夫で、塗装がなくても長期間にわたって美観を保てますが、経年劣化によって目地部分にひび割れなどが発生することがあります。
このような場合は、目地部分の補修が必要となる場合があります。

 

□屋根塗装を長持ちさせるためのポイント

 

屋根塗装の寿命を延ばすためには、適切な塗料の選定や定期的な塗り替えが重要です。

 

*耐久性に優れた塗料

 

シリコン塗料やフッ素塗料は、紫外線や雨水による劣化を抑える効果が高く、屋根を長期にわたって保護できます。
これらの塗料は、初期投資は高めですが、その分、長期にわたるメンテナンスコストを抑えられるため、結果的に経済的と言えるでしょう。

 

*遮熱効果のある塗料

 

遮熱効果のある塗料は、屋根の表面温度を下げることで、屋内の温度上昇を抑制し、冷房費用の削減にも効果的です。
特に夏場の猛暑において、遮熱効果は、屋根塗装の重要な機能として効果を発揮します。

耐久性と遮熱性を兼ね備えた塗料を選ぶことで、屋根塗装の機能を最大限に活かせます。

 

*定期的な塗り替え

 

屋根塗装の耐久年数が経過すると、屋根の劣化が進行し、最終的には雨漏りなどの深刻な問題を引き起こしかねません。
そのため、塗装の耐久年数を迎える前に、定期的な塗り替えを実施することが重要です。
定期的な塗り替えで、屋根を常にベストの状態に保ち、建物全体の耐久性を向上できます。

 

□まとめ

 

この記事では、屋根材別の塗り替え時期と、屋根塗装を長持ちさせるためのポイントについて解説しました。
屋根塗装は、適切なタイミングで行うことで、家の寿命を長く保つために非常に重要なメンテナンスです。
屋根材の種類や劣化状況を把握し、適切な時期に塗り替えを行うことで、安心して住み続けられる家を実現できます。