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外壁に発生するチョーキング現象とは?原因と対処法を紹介します

2023.11.30

外壁に発生するチョーキング現象とは?原因と対処法を紹介します

外壁は家を支え、日々雨風や紫外線にさらされているため、劣化は避けられない課題です。
特に、チョーキングという現象は、外壁塗装の重要なサインとなり得ます。
この記事では、チョーキングの原因とその対処法を紹介していきます。

 

 

□チョーキング現象とは?原因を紹介

チョーキングは、外壁塗装の劣化現象の一つで、塗料が粉状になることを指します。
この現象は、外壁塗装の再検討を促す重要なサインとされています。

1.チョーキングの発生箇所と特徴

チョーキングは、紫外線の影響を強く受ける南側や西側の壁面、高層階、バルコニーなどでよく見られます。
白い粉が特徴的で、外壁の色によっては色付きの粉が現れることもあります。
手や服に付着する程度の粉末ですが、見た目に影響がないように見えても、外壁塗装の検討が必要です。

2.チョーキングによる影響

チョーキングが発生すると、カビやコケの発生原因となり、外壁を守る塗料の機能が低下します。
これを放置すると、クラック(ひび割れ)が生じ、最終的には雨漏りの原因にもなり得ます。
外壁からの雨漏りは屋根からよりも多いため、チョーキングの初期段階での対応が重要です。

3.チョーキングの原因

チョーキングの主な原因は、経年劣化と施工不良です。
外壁は日々紫外線や雨風にさらされ、塗料の樹脂成分が分解し、顔料が粉に戻ります。
特に白色顔料が多い塗料では、白い粉が目立ちやすいです。

施工不良も原因の一つで、高圧洗浄の手順ミスや乾燥期間の不足、下地処理の不手際などが挙げられます。
立地環境を考慮せずに選ばれた塗料も、劣化を早める要因となります。

□チョーキング発生時の対処法

*外壁塗装

チョーキングが発生した場合、外壁の防水性が低下していることが考えられます。
これは、外壁塗装を行うべきタイミングのサインです。
早めの塗り替えにより、外壁の保護が可能です。

*放置するリスク

チョーキングを放置すると、外壁の劣化や腐食が進行し、修繕コストが増大します。
塗膜が剥がれると外壁材や家の躯体が雨にさらされ、建物の内部にまでダメージが及ぶ恐れがあります。
また、外壁の見た目も損なわれます。

*対処できない場合の一時的な対策

すぐに対応できない場合は、まず外壁にクラックがあるかどうかを確認することが重要です。
幅が0.3mm以上のクラックがある場合は、雨水の浸入や雨漏りのリスクが高まるため、早急な補修が必要です。

一方で、クラックがない、または0.3mm以下の場合は、慌ててメンテナンスする必要はありません。

□まとめ

この記事では、外壁のチョーキング現象について、その原因と対処法を解説しました。
チョーキングは外壁塗装の重要な指標であり、早期にメンテナンスを行うことをおすすめします。

外壁のことで不安がある方は、親切・丁寧と評判の当社までお気軽にお問い合わせください。